目次
茨城県畜産センター告発事件の経緯
2023年、茨城県畜産センターは内部告発映像により全国的な注目を集めました。
- 2023年1月 PETAは、2022年に撮影された内部告発映像を元に今年1月茨城県に動画を証拠として住民監査請求を行った。
- 2023年 農水省は3月下旬、通知「アニマルウェルフェアに配慮した家畜飼養管理の徹底について」を出した。
- 8月エンカウントの取材に対し、茨城県畜産センターに文書で以下回答。
ー除角(じょかく)、削蹄(さくてい)時に暴れて人間、牛、双方がけがをしないように実施されている行為を撮影し、一部を切りとり編集されたものと思われる。
-現在、『アニマルウェルフェア(動物福祉)の考えに対応した飼養管理指針』に基づく家畜の飼養管理に、取り組んでいる - 今回の取材に対し、以下のような回答
-代々継承されてきた方法だったが、改善していくことになり、ずいぶん解消された。
-やきごてによる除角はやめ、麻酔をかけてから、除角用ペースト(薬剤)を塗って行う方法に切り替えた。
茨城県畜産センター 内部告発映像
この動画は、公的資金で運営される茨城県畜産センターにおける牛の虐待行為を、内部告発に基づく潜入調査映像としてまとめたものです。
作業員が子牛の頭部に焼けた鉄を押し当てて焼印を施したり、牛を蹴る・殴る・金属製器具で突くなどの暴力を日常的に加えている様子が映されています。
動画には、糞尿が堆積した不衛生な運動場や固い牛床など、アニマルウェルフェア指針から大きく逸脱した飼養環境も示され、農林水産省が「不適切で改善が必要」とする通知を出すに至った事案の一端が記録されています。
PETAアジアは、税金によって支えられた施設でこのような虐待が行われていることを問題視し、県および関係機関に対し是正措置と透明性向上、消費者側には乳製品・牛肉の選択を見直すよう訴えています。


茨城県畜産センターへの要望と回答
- 牛馬鶏豚などの農場管理者およびすべての従業員には、定期的にミーティングでアニマルウェルフェアについてのレクチャーをすること。
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定期的に行っている研究員と農場管理者の作業打合せにおいて、アニマルウェルフェアについて話し合っており、「アニマルウェルフェアの考えに対応した飼養管理指針」に基づく家畜の飼養管理に取り組んでおります。
- 国が推進している「アニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針」のチェックシート使用の義務づけてほしい。
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自己点検に加え、7月26日に新たに農水省から示された指針を受け、外部有識者によりチェックシートを使用した実践状況の確認を試行している。
- 今回の事をどのようにとらえ、動物福祉を現場の方々にどう浸透させようとしているか、センターとしての考えは?
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国の指針を受け、畜産センターとしては、職員に対し飼養管理に関する研修を行うとともに、外部の専門家などにも意見を伺うなどして、アニマルウェルフェアに基づく飼養管理に努めている。
2023年3月29日付 アニマルウェルフェアに配慮した家畜の飼養管理の徹底について

