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イセ食品告発映像とは何だったのか
2021年、イセ食品の養鶏場で、深刻な動物虐待を記録した映像が公開され、大きな社会問題となりました。
イセ食品 公開映像
この動画は、イセフーズの養鶏場(東京オリンピック向けの供給認証も受けている卵農場)で、採卵鶏が極めて劣悪な環境に置かれていると告発する内容です。
●飼育環境と死亡の様子
- 多数の鶏が極端に過密なケージに押し込められ、ほとんど身動きが取れず、ストレスと恐怖から互いにつつき合っていました。
- 弱った鶏が給餌用の飼槽の下に挟まれて押しつぶされて死亡しており、その原因は日報に「stuck(挟まれ)」と記録されるだけで、構造的な問題は放置されていたとされています。
● 健康被害と「入院ケージ」
- 1つのケージに最大10羽が入れられ、足を傷つけるワイヤーメッシュ床の上で、暗く不快な環境に終始置かれていたとされます。
- 映像では、腹部の大きな腫れ、心不全や腫瘍、足の感染症(バンブルフット)、脱肛など、採卵鶏に典型的とされる重い健康問題を抱えた個体が多数映し出されます。
●治療放棄とPETAのメッセージ
- こうした鶏の多くは十分な治療を受けることなく「入院ケージ」に移され、そこで死亡し、遺体が片づけられないまま、他の鶏が死骸の上に立たされていたと説明されています。
- PETAは、卵が消費され続ける限り鶏は「機械」のように扱われるとし、視聴者に卵の不買とヴィーガンへの転換を呼びかけて動画を締めくくっています。
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イセ食品その後
イセ食品は、2022年に会社更生法の適用を申請した日本の大手鶏卵メーカーです。同年、スポンサー企業が選定され、再建に向けた手続きが開始されました。2024年2月1日には、商号が**「たまご&カンパニー株式会社」**に変更され、新たなスタートを切りました。
会社更生法適用と再建
- 経営破綻の経緯: 鶏卵の価格高騰や新型コロナウイルスによる業務用需要の低下などが重なり、資金繰りに行き詰まったことが原因です。
- 会社更生法適用: 2022年3月11日、一部債権者と株主が東京地裁に会社更生法の適用を申し立てました。
- スポンサー選定: 経営共創基盤のサポートを得て、SMBCキャピタル・パートナーズがスポンサーとなり再建が進められました。
- 更生手続終結: 2025年3月3日、東京地方裁判所から更生手続終結の決定を受けました。
商号変更
新商号: 新しい商号は**たまご&カンパニー株式会社 (Tamago & Company Inc.)**です。
改名: 2024年2月1日付で、商号を「たまご&カンパニー株式会社」に変更しました。

