タイのココナッツ産業「学校」で虐待されるサルの赤ちゃん
タイのココナッツ産業で何が起きているのか
PETAアジアの調査で、タイのココナッツ産業では「学校」と呼ばれる施設に収容された幼いサルたちが、母親から引き離され、短いロープや鎖につながれたまま過酷な訓練を受け、一生ココナッツ収穫を強制されている実態が明らかになりました。
タイ政府や業界はサル不使用をうたいながら、自己申告と形だけの監査でこの搾取を覆い隠しており、どのタイ産ココナッツミルクにもサルの強制労働が関わる可能性があるとPETAアジアは警鐘を鳴らしています。 記事では、消費者にタイ産ココナッツミルクを選ばないことと、企業に販売中止を求めるメールアクションへの参加を呼びかけています。

「学校」で虐待されるサルの赤ちゃんたち
タイのココナッツ産業の裏側で、「学校」と呼ばれる施設に入れられたサルの赤ちゃんたちが深刻な虐待にさらされています。 PETAアジアと獣医師ヘザー・ラリー博士の2024年の調査では、母親から引き離された幼いサルが短いロープや鎖につながれ、雨風をしのぐ場所もほとんどない環境でココナッツ収穫の訓練を受けている様子が記録されました。
ゴミや泥にまみれた場所で身動きの取れないサルたちの状態を、ラリー博士は「精神的な拷問であり、肉体的に衰弱させる状況」と表現しています。
それにもかかわらず、タイ政府やココナッツ業界は「サルは使っていない」「監査済み」といった説明で責任を回避しています。 実際の監査は生産者の自己申告に依存し、野生から違法に捕獲されたサルが暴力的に訓練され、危険な環境でココナッツ収穫を強いられている構造は変わっていません。
PETAアジアは、この状況ではタイ産ココナッツミルクのどの商品にもサルの強制労働が関わっている可能性があると指摘しています。
タイ産ココナッツを買わない・企業へメールで声を届ける
PETAアジアは、この残酷な「学校」ビジネスとサル労働を終わらせるために、消費者一人ひとりの行動を求めています。 ココナッツミルクのラベルを確認し、「タイ産」と表示された商品を選ばないことは、サルの搾取に依存した産業構造にNOを示す具体的な一歩です。
PETAアジアのキャンペーンページには、企業にタイ産ココナッツミルクの販売中止とサル不使用への転換を求めるメールアクションフォームが用意されており、署名して送信するだけで、簡単に声を届けることができます。 サルたちの苦しみを放置しないために、PETAアジアの動画と記事をぜひご覧になり、ページ内のメールアクションに参加してください。
怯え傷ついたアナグマは化粧、髭剃り、絵筆のために暴力的に殺される
アナグマ毛ブラシの裏側で起きていること
中国のアナグマ毛ブラシ産業では、保護対象であるアナグマが野生から違法に捕獲されたり狭い檻で飼育されたりしたうえで、絵筆やメイクブラシ、シェービングブラシの毛を得るために頭部を殴打され喉を切られて出血死させられるなど、極めて残酷な扱いを受けており、PETAは合成繊維ブラシへの切り替えと、アナグマ毛ブラシを廃止するよう企業に求めるメールアクションへの参加を呼びかけています。

頭を殴打し、喉を切り裂いて出血死
PETAの調査で、中国各地のアナグマ農場ではアナグマたちが小さな金網の檻に閉じ込められ、重傷を負っても治療されず、多くが発狂したように檻の中を行ったり来たりしている状況が記録されました。
作業員は手近な物で頭を殴打し、喉を切り裂いて出血死させるなど、ブラシ用の毛を得るために耐え難い苦痛を与えています。 本来、野生では複雑な地下の巣穴を世代を超えて使い分けるなど高度な社会性をもつアナグマにとって、この環境は精神的にも肉体的にも破壊的です。
ブラシの多くは、本来は保護種である野生アナグマから違法に狩られた毛を使いながら、企業側は「ほとんどが飼育個体由来だ」と海外の買い手に嘘をつくよう指示しており、消費者には自分のブラシのために誰が犠牲になったのか知る手段がありません。
さらに、これらのブラシは動物虐待への罰則がほとんどない国で製造され、工場労働者にも最低賃金を大きく下回る賃金しか支払われていないことが明らかになっています。 一方で、化粧品や男性用グルーミング、画材などには高品質な合成繊維ブラシが多数あり、動物を傷つける理由はありません。
アナグマ毛ブラシを買わない・企業に販売中止を求める
PETAは、アナグマ毛ブラシを扱う企業や店舗に対し、この残酷な製品を直ちに廃止し、動物実験を行わないヴィーガンな選択肢へ切り替えるよう求めるキャンペーンを行っています。 キャンペーンページには、必要事項を入力するだけで送信できるメールフォームが用意されており、アナグマを守るために簡単なステップで声を届けることができます。
アナグマ毛ブラシを選ばず、合成繊維のブラシを購入することは、この残酷な産業から需要を引き上げる具体的な一歩です。 あわせて、PETAアジアの該当ページから企業にアナグマ毛ブラシの販売中止を求めるメールアクションに参加し、アナグマたちが本来の生態を奪われ殺される現実を終わらせるよう導きましょう。
コピ・ルアクコーヒーで苦しむジャコウネコ:企業に今すぐ行動を求めよう
コピ・ルアクコーヒーで苦しむジャコウネコ
PETAアジアの最新調査は、インドネシア・ジャワ島の農場で、ジャコウネコたちが自分の排泄物にまみれた不潔な檻の中に閉じ込められ、開いた傷や寄生虫、重度の栄養失調に苦しみ、動くことさえできない個体もいる実態を明らかにしました。 こうした虐待が報じられたことで販売をやめた企業もある一方、日本を含む一部の流通業者は、誰も必要としない「珍品」のために動物の苦痛から利益を得続けています。 業界では、絶滅危惧種ビントロングの糞を「ジャコウネココーヒー」と偽装して売る事例や、「100%野生由来」「倫理的」とうたいながら、実際には檻で飼育した個体の排泄物を混ぜて「野生」と表示する欺瞞も横行しています。
コピ・ルアク(ジャコウネココーヒー)産業では、ジャコウネコが糞尿と腐った実にまみれた狭い檻に閉じ込められ、不自然な量のコーヒーチェリーを食べさせられながら病気や怪我、重度のストレスに苦しんでおり、「野生由来」「倫理的」といった表示は実態とかけ離れた欺瞞であることがPETAアジアの調査で明らかになっています。 PETAアジアは、コピ・ルアクを一切買わず、販売を続ける企業に販売中止を求めるメールアクションへの参加を呼びかけています。

檻の中で搾取されるジャコウネコと「野生由来」という嘘
インドネシア・ジャワ島のコピ・ルアク農場では、ジャコウネコたちが自分の排泄物にまみれた不潔な金網の檻に閉じ込められ、開いた傷や寄生虫、栄養失調に苦しみ、動けなくなるまで衰弱する個体も確認されています。 本来、人を恐れる夜行性の動物であるにもかかわらず、暗く安心できる寝床もない檻の中で、彼らはストレスと恐怖から絶えず歩き回ったり回転したりする異常行動を示していました。
業界では、「100%野生から倫理的に調達」とうたいながら、実際には檻で飼育した個体の排泄物を混ぜて「野生」と表示している生産者もおり、商業規模の生産を本当に野生のジャコウネコの糞だけで賄うことはほぼ不可能だと関係者自身が認めています。 こうした環境は人獣共通感染症の温床にもなり、SARSやCOVID-19のようなウイルスが新たなパンデミックを引き起こすリスクも指摘されています。
コピ・ルアクを買わない・企業に販売中止を求める
PETAの告発を受けてコピ・ルアクの販売をやめた企業もありますが、日本を含む一部の流通業者は、動物虐待と虚偽表示の証拠を知りながら販売を続けています。 この流れを変えるためには、消費者がコピ・ルアクを「珍味」ではなく動物虐待の象徴と捉え、決して買わず飲まないという選択を示すことが重要です。
PETAアジアのキャンペーンページには、コピ・ルアクの販売廃止とジャコウネコ搾取への資金提供の停止を企業に求めるメールフォームが用意されており、数分で自分の声を届けることができます。 掲載されているサンプル文をベースに件名や一部の文言を自分の言葉に変えることで、より力のあるメッセージになりますので、コピ・ルアクのない未来をつくる一歩として、ぜひメールアクションに参加してください。

